長崎に寄せて

こんにちは。今日は物凄い暑さですね(;’∀’)!

秋の「蝶々夫人」東京公演、長崎公演について時々「どうして長崎で?」と聞かれます♪

以前ブログにも書いたかもしれませんがもう一度♬

実は私の両親は長崎出身です。大学からは2人とも東京なのですが、自分が小さい時、毎年夏休みには長崎市音無町の父の実家に家族で遊びに行くのが楽しみで仕方ありませんでした。8/15に行われる「精霊流し」。道行く大きな精霊船を見物したり、いとこ達と爆竹に火をつけては(長崎ではお盆では爆竹OKだそうです)度胸試しのように遊んだのを思い出します。私にとって長崎は第2の故郷のような場所です♬

また私の父はアマチュアテノールとして活動しており、私に声楽の道を進めてくれたのも父。なかなか上手くならなくて申し訳なかったですが、やっと!という時、私が帰国する直前2013年秋に父が他界し、オペラなどの舞台を見せてあげる事もできなく、残念でした。

今回「蝶々夫人」公演をぼんやり考え始めたのは2年前。そして長崎で、というのも少しずつ描いていました。父の眠る長崎で、そして物語の舞台の長崎で♪ 会場のどこかで聴いててくれたらいいな、と今回企画に踏み切りました!!

地方公演というハードルはなかなか厳しいものがあるのは承知ですが、自分にできうる限りの努力をして、後悔することのないようにしっかりと、楽しく準備を進めて、本番の日を迎えたいと思います。そして、今回素晴らしい共演者の方々にご協力いただける事になりましたので、きっときっと素晴らしい公演になると確信しています♪応援よろしくお願いします♪

今年に入ってから、「ジャンニ・スキッキ」ネッラ役(遺産目当てに集まる強欲な親族の一人!)、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ役(挙式当日にも関わらず誘惑に負けそうになる娘(^^;))、「ラ・ボエーム」ムゼッタ役(皆さんご存知の通り濃いキャラ笑) …と個性豊かな役柄が多かったですが、今回は憧れの女性像に迫ります!(笑)。
あ!一部分ですが「リタ」リタ役(気の弱い夫を尻に敷くという…笑)これも気が強い女性でした~。

蝶々さんのような純粋さ、芯の強い凛とした女性、信じる心、女性として憧れます。少しでも蝶々さんの人間像に近づきたい♪