歌曲ガラコンサートに向けて

来週23日(火)歌曲ガラコンサートに向けて本日2回目のピアノ合わせでした♪ 歌曲は細やかな心の動きの描写や第3者となって語るもの、その他、詩を読み解き表現できるかがとても勉強になります^^;;  ピアノとの息も程よく合い良い感じで仕上がってきました♪ 今回幅広いジャンルの歌曲が楽しめる内容となっております。チケットまだ手元にございます。ご興味ありましたら是非お知らせ下さい?
私の歌唱予定曲は以下5曲です。

Gabriel Fauré  マンドリン Op.58 No.1
連作歌曲「5つのヴェネチアの歌」作品58の全5曲中の第1曲(詩/ポール・ヴェルレーヌ)。フォーレは1891年に初めてヴェネチアを旅し、ここで得た幸福な思い出によりこの曲が生み出されたと言われています。夜会での男女の恋の駆け引きを遊び心たっぷりに描写し、曲の最後には「それらの優雅さ、歓喜などが薔薇色と灰色の月の光の法悦の中に渦となる.…マンドリンは鳴り響く、震えるそよ風の中で」と束の間の夢の後のような儚さも感じさせます。

Gabriel Fauré  ネル  Op.18-1
メロディーだけ聴くと美しい旋律のあまり一瞬女性らしいイメージを想像しますが、これは男性が恋心を歌うとても力強く、そしてロマンチックな曲です(詩/ルコント・ド・リール)。「君の薔薇は太陽を浴びて、おお6月よ、酔いしれて輝いている」など甘美な詩が印象的です。また爽やかなピアノ伴奏が、恋の希望、ワクワク感など表現するかのように軽快に奏でます。

Richard Strauss  セレナーデ Op.17-2
男性が夕べに思いを寄せる女性の部屋の窓の下で愛の告白を奏でる“小夜曲”(詩/アドルフ・フリードリヒ・フォン・シャック)。キラキラ輝かしい前奏から始まり、そしてそっと甘く優しく語り掛けます。「開けて、開けておくれ、でも静かにね、僕の愛しい人。小川も風もまるで揺れていない、だから眠ってる人を起こさないようにそっと鍵に手を掛けるだけだよ」

Richard Strauss  私は漂う OP.48-2
1900年に作曲された「5つの歌」作品48の第2曲(詩/カール・ヘンケル)。夢の世界を、爽やかな曲想の中にも神秘的に表現する曲です。学生時代に初めて出会ったR.シュトラウスの作品でもあり思い出深い1曲です。「私は天使の羽の上に乗ったように漂う。大地に足は全く触れることなく、私の耳には恋人達の別れの挨拶のような声が聞こえる。その音は甘く静かに語り掛け、幸せな夢の中に誘う」

Richard Strauss  ツェツィーリエ  Op.27-2
ひときわ華やかな前奏から始まり最後まで熱い情熱が途切れずに勢いがあり、私の中ではとても魅力的な曲です(詩/ハインリヒ・ハルト)。「もしあなたが熱い口づけや見つめ合い語り合う夢を知っていたら私に心を傾けるでしょう。もしあなたが不安というものを知っていたら私の元に来るでしょう。もし神の息吹に誘われて天の高みに昇る幸せを知っていたら私と共に生きるでしょう!」
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